表面と裏面でボードの貼り方が違う場合の壁ボードの貼り方

 

今回は表面と裏面で壁のボードの貼り方が違う場合の貼り方を紹介していきます。

 

表面が2枚貼りで裏面が1枚貼りの壁を貼る時に注意すること

 

まず1枚貼りの場合は縦貼り、2枚貼りの1枚目は横貼りで貼る場合で1枚貼りの面から貼った場合は910mm間隔でスタッドがジョイント部に位置することになるので反対側を貼る時も自然と1820mm間隔でスタッドが合わせられた状態で貼れますので問題ありません。

 

表面と裏面のボードのジョイントの位置

 

スタッドが必ずしもピッチ通りに狂いなく立ててあれば良いのですが、木と違って一本一本固定されているわけではないので、立ててから貼るまでに動かされてしまっていたり立てた段階で既に5mm〜10mmズレているなんてこともあります。

 

それを踏まえて、2枚貼りの面から貼るとなると 1820mmのジョイント位置は合わせながら貼るのを怠ることはありませんが、裏面が1枚貼りであることに気づかずに910mm間隔の位置がずれたままで貼ってしまうと裏面を貼る段階になってからスタッドがずれていてジョイント部が留められないということになってしまう場合が考えられます。

 

ここは2枚で貼るはずなのに壁のスタッドのピッチが303mmで立ててあるから、もしかすると裏面は1枚貼りの可能性があるのではないか、という感じで気づける場合もありますが、壁を貼る前に一呼吸置いて裏面はどのように貼るのかを確認してから貼りましょう。

 

裏面が1枚貼りと確定した場合にはボードの端を揃えて下図のようにボードの側面にまとめて印をつけて1枚貼る度にスタッドを合わせながら貼ります。

 

石膏ボードに910mmの位置でまとめて印をつける

 

 

 

 

 

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