今回は点検口を取り付ける向きについて紹介していきます。
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知っている人が見たら鬱陶しいほどの説明かもしれませんが、始めたばかりの頃って図面を見てもさっぱりわかりませんよね?
ですので、初心者にもド忘れした人にもわかるように描かせて頂きました。
点検口の向き
まずは、点検口を取り付ける向きを知りたくてネットで検索してこのページに来て頂いたのだろうから早速核心を話していこうと思います。
こちらの写真をご覧ください。
↑これが天井伏図に描いてある点検口ですね。手書きで失礼します。
↑星マークの方がロックする鍵の部分です。三角が広がっている右側ですね。
↑そして丸の部分が吊元。こちらは三角が狭まっている左側ですね。
↑なのでこの点検口は左に開きます。
しかし、全てが図面通りではない
もちろん図面通りに取り付けるのが通常ですが、もし障害物がある場合は開く向きを変えたり、取り付ける位置自体を少々ズラさないといけない時があります。
例えば、建具が開き戸でドア付近の天井に点検口がある場合。
点検口のフタを開けた状態でドアを開けると接触してしまうなんてこともあります。
もう1つは壁です。
点検口の位置があまり壁に近い場合、壁側にフタを開くように取り付けると、点検口内に潜る際にフタを壁にぶつけて傷をつける可能性があります。
さらにもう1つ見落としがちなのが、棚や機械を取り付ける場合です。
壁天井ともに仕上がった状態で物が後から入って来るのがほとんどかと思います。
設置される位置を考慮して図面を作成しているはずですが、ごく稀に背の高い棚や機械が点検口の真下に来てしまう場合があります。
点検口付けたけど開けられねぇ!!笑
みたいな状況もあり得ますね。
いずれも点検口の位置を少し変えたり開く向きを変えることによって回避できます。
しかし、点検口がその位置に記されているのには理由があるわけで、その場所じゃないと電気屋さん設備屋さんが困ってしまう可能性が高いです。
現場にもよるかと思いますが、電気設備の方や現場の監督と相談をしてしっかり決めましょう。
通常は図面通りですのでお忘れなく。
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