今回はジプトーンを貼る時のビス留めの順番を解説していきます。
ビスピッチは目地列150mm程度、中列200mm程度の場合で書いていきますが、ピッチが変わっても留める順は変わりありませんので、現場で指定されたビスピッチで留めつけるよう間違いないように気をつけてください。
ちなみに、必ずしもこの順で留めなくてはならないという決まりもありませんので単なる見本の1つとして考えて頂けるといいと思います。
最終的に隙間なく綺麗に貼れていれば何一つ問題ありません。
ビス留めの順番 貼り出し1枚目
貼り出しの1枚目、③と④側の赤色の線が張った水糸です。
ジプトーンの裏面の矢印の方向は全て同じ方向に合わせて貼っていきます。
あらかじめ横の貼り出しの印もつけておき、ジプトーンを縦横合わせて天井に押さえてつけてシングルバーの①、②と留めていきます。
次に、シングルバーは左右に動かせますので位置を微調整して③を留めて、同様に④も水糸に合わせて留める所までやったら2枚目に行きます。
1枚目はまず、2枚目を貼る時にズレに気付いても動かしやすいように仮に留める程度にしておきます。
ビス留めの順番 貼り出し2枚目
次に2枚目を1枚目のジプトーンに合わせて⑧側の水糸に合っていれば⑤、⑥と留めて、そのまま⑦まで留めます。
もし⑧側でズレが生じる場合は1枚目に戻って1枚目で糸側にズレが無いか調整し直します。
そして⑦まで留めつけ終われば、⑦側のシングルバーで位置を微調整して⑧を留めます。
⑭まで留め終わったら糸側ではない方のダブルバーをダブルバーの芯がジプトーンのツラに来るように合わせて⑮〜⑱まで留めつけます。
以降1列目はこの2枚目と同じように留めていきます。
足場の状態や部屋の広さにもよりますが、このまま1列目を貼り進めても良いですし1列目を5枚〜10枚ときりの良い程貼ったら2列目、3列目〜も1列目の進行に合わせて進めて行くと立ち位置から広範囲をカバーできるので往復する回数も減り効率が良くなります。
ビス留めの順番 2列目1枚目
1列目を最後まで、もしくはある程度貼り進めたら2列目を貼っていきます。
2列目は1列目に貼り終えたジプトーンに沿わせて、①、②と留めていきます。
次に③を留めてから、①の留めたシングルバーを貼り終えたジプトーン側に押しつけ隙間が無いのを確認しながら④を留めます。
そして、⑤を留めて④と同様に⑥を留めます。
後は、➆〜と⑯〜を留めて、⑲⑳はダブルバーの芯を目地に合わせて留めていきます。
ビス留めの順番 2列目2枚目以降
最後に2列目の2枚目以降です。
縦横ともに貼ってあるジプトーンにしっかり合わせて順番通りに留めていきます。
これ以降は同じ手順で、反対側の列にいったらビス留めの順番も対照的になります。
記事の初めに述べたように綺麗に隙間なく貼れればこの順番に留めつけなくても問題ありせん。
できるだけ綺麗に、そして早く、ビスの留め忘れが無いように貼っていければ順番はオリジナルでも良いわけです。
今回はここまでで終わりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。